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報道発表

放射線被ばくとそれによる発がんリスク評価の結果が論文公表されました(2014/2/25)。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/140225_1.htm

福島県川内村と共催でシンポジウム「福島原発事故後の里山のあり方と復興再生へのシナリオ」を開催しました(2014/2/8)。
http://www.kawauchimura.jp/info/info01-465.html チラシ
福島放送(2月9日)「川内村民被ばく調査 年平均0.87ミリシーベルト」
福島民報(2月9日 2面)「川内村民被ばく調査 年平均0.87ミリシーベルト 京都大が発表 国の長期目標下回る」
福島民友新聞(2月9日 2面)「75%が1ミリシーベルト下回る 川内村民の被ばく線量」

環境研究総合推進費による被曝調査の継続結果を福島県川内村で報告しました(2013/11/18)。
http://www.kawauchimura.jp/info/info01-444.html
NHK福島放送局「川内村被ばく線量調査報告会」(2013年11月19日)
毎日新聞「福島第1原発事故 川内・相馬・南相馬、被ばくの99%が外部」(2013/11/22地方版/福島 25頁)

環境研究総合推進費による被曝調査の結果を福島県川内村で報告しました(2012/11/26)。
http://www.kawauchimura.jp/info/info01-mode0-270.html
読売新聞「京大 成人の年間推計量を調査」(2012年11月27日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20121127-OYT8T00494.htm

朝日新聞社と共同で行った、陰膳法による2011年12月時点での放射性セシウム摂取量調査結果が発表された(2012/1/19)。
http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY201201180799.html
http://digital.asahi.com/20120119/pages/tokushu.html

論文発表
Post-Accident Sporadic Releases of Airborne Radionuclides from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Site
Steinhauser G, Niisoe T, Harada KH, Shozugawa K, Schneider S, Synal HA, Walther C, Christl M, Nanba K, Ishikawa H, Koizumi A
Environ Sci Technol. Accepted 8 Oct, 49(24): 14028-14035, 2015 doi: 10.1021/acs.est.5b03155 Open access
(2015/12/25)
Radiation dose rates now and in the future for residents neighboring restricted areas of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant
Harada KH, Niisoe T, Imanaka M, Takahashi T, Amako K, Fujii Y, Kanameishi M, Ohse K, Nakai Y, Nishikawa N, Saito Y, Sakamoto H, Ueyama K, Hisaki K, Ohara E, Inoue T, Yamamoto K, Matsuoka Y, Ohata H, Toshima K, Okada A, Sato H, Kuwamori T, Tani H, Suzuki R, Kashikura M, Nezu M, Miyachi Y, Arai F, Kuwamori M, Harada S, Ohmori A, Ishikawa H and Koizumi A
Proc Natl Acad Sci USA. Online released 24 Feb, 2014
doi: 10.1073/pnas.1315684111 Open access
(2014/2/25)
137Cs trapped by biomass within 20 km of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant
Koizumi A, Niisoe T, Harada KH, Fujii Y, Adachi A, Hitomi T, Ishikawa H
Environ Sci Technol. Accepted 26 Jul, 47(17): 9612-9618, 2013 doi: 10.1021/es401422g
(2013/9/3)
Dietary Intake of Radiocesium in Adult Residents in Fukushima Prefecture and Neighboring Regions after the Fukushima Nuclear Power Plant Accident: 24 hr-Food Duplicate Survey in December 2011
Harada KH, Fujii Y, Adachi A, Tsukidate A, Asai F, Koizumi A
Environ Sci Technol. Accepted 24 Dec, 2012 doi: 10.1021/es304128t
福島第一原子力発電所事故後の福島県および周辺地域での成人住民の放射性セシウムへの経口摂取:2011年12月の24時間陰膳法調査

原田浩二、藤井由希子、足立歩、月舘彩子、浅井文和、小泉昭夫

2011年3月の福島原子力発電所事故以来、日本政府は放射性核種のスクリーニングと暫定基準を超えた汚染食品の市場からの除去を行ってきた。この研究では、成人の住民の食事からの被ばくの喫緊の見積りを得ることを目的として、2011年12月4日に日本での3つの地域で、セシウム137(137Cs)、セシウム134(134Cs)かつ、比較として、天然のカリウム40(40K)を測定した。 24時間の陰膳食品試料の53セットは福島県と近隣地域で採取された。 134Cs、137Cs、および40K濃度はゲルマニウム検出器を用いて測定した。陰膳食事試料の内容について項目ごとに記録され、放射性セシウム摂取量との関係を分析した。
放射性セシウムは、福島県内26検体のうち25検体から検出された。放射性セシウムの平均的な食事からの摂取量は4.0ベクレル/日(範囲:検出限界以下<0.26から17ベクレル/日)であった。放射性セシウムの摂取量が年間を通じて一定であったと仮定して、放射性セシウムによる推定年間被ばく線量を算出した。推定線量の中央値は23マイクロシーベルト/年(範囲:<2.6から99マイクロシーベルト/年)であった。放射性セシウムによる推定被ばく線量は福島県内が、関東地方と西日本よりも有意に高かった。ステップワイズ重回帰分析では、福島県で生産された果物やキノコ類の摂取量が、セシウム137の摂取量が関連した。地元産のカキやリンゴ(n = 16)の平均放射性セシウム濃度(平均値±標準偏差)は、134Csと137Csについてそれぞれ23±28および30±35ベクレル/ kgであった。
福島の住民の予備的な推定は、食品中の放射性セシウムの新基準値に基づく、最大許容線量1ミリシーベルト/年よりもはるかに低かった。今後の研究では、バイアスを確実に排除するために確率的ランダムサンプリングによって推定値を洗練するべきである。
(2012/12/25)
Preliminary assessment of ecological exposure of adult residents in Fukushima prefecture to radioactive cesium through ingestion and inhalation
Koizumi A, Harada KH, Niisoe T, Adachi A, Fujii Y, Hitomi T, Kobayashi H, Wada Y, Watanabe T, Ishikawa H.
Environ. Health Prev. Med. Accepted 23 Oct, 2011doi: 10.1007/s12199-011-0251-9
福島県成人住民の放射性セシウムへの経口、吸入被ばくの予備的評価

小泉昭夫、原田浩二、新添多聞、足立歩、藤井由希子、人見敏明、小林果、和田安彦、渡辺孝男、石川裕彦

【目的】 本研究では福島県成人住民の、環境を通じたセシウム134、セシウム137(放射性セシウム)への経口、吸入被ばくを評価することを目的とした。調査期間は2011年7月3日より11日であった。

【方法】 成人1人の1日量の食事を代表するような55セットの食事(水道水を含む)を福島県内の4地域の商店で購入した。また地域で生産された牛乳(21試料)、野菜類(43試料)を購入した。同時に12地点において、大容量空気捕集装置を用いた大気中エアロゾル採取を行った。対照となる19セットの食事を京都府宇治市で2011年7月に収集した。セシウム134、セシウム137濃度はゲルマニウム半導体検出器を用いて測定した。

【結果】 福島県では55セットの食事の内、36セットで放射能が検出された。京都府では19セットの内、1セットで検出された。預託実効線量の中央値は3.0マイクロシーベルト/年であり、最小値は検出限界以下(1.2マイクロシーベルト/年以下)、最大値は83.1マイクロシーベルト/年であった。牛乳、野菜類のうち、暫定基準値(牛乳200ベクレル/キログラム、野菜類500ベクレル/キログラム)を超えたものは無かった。大気粉じん(ダスト)の吸入による実効線量は9地点で年間3マイクロシーベルト以下と推定されたが、損壊した原子力発電所から半径20キロメートル地点の近傍では比較的高い線量を示した(飯舘村:年間14.7マイクロシーベルト、浪江町:年間76.9マイクロシーベルト、葛尾村:年間27.7マイクロシーベルト)。

【結論】 福島県内での経口、吸入によるセシウム134、セシウム137への被ばくが認められたが、総じて、基準値以下であった。
【和訳全文】
(2011/10/28)
測定値のクロスチェック

食品試料について民間機関とのクロスチェックを実施した。おおむね一致した結果を得た(2011/10/19)。


Department of Health and Environmental Sciences
Kyoto University Graduate School of Medicine